カール・マルクス著「資本論」

私はこの本がすごく好きです。
有名な本で、名前は多くの人が知ってるでしょうが、ベストセラーで聖書に次いで2位だと言う覚えですが、買った人は多いんだが、誰も読んでない本なんですよ。

生命は代謝の系である。
資本論」は、このことをきっちり踏まえています。
生命は代謝の系である。
これを外せば、人間については何でも言えるが、何を言ったってしょうがないです。
「我思う。ゆえに我あり」
これは、人間が生命であり、生命が代謝の系であるということを外してる意見です。
「我食う。ゆえに我あり」
これが正解です。

資本論」に書いてあることは、(売り買いは等価交換である。一部不等価交換があっても、一方の得はもう一方の損であるから、全体としては等価交換が行われていると考えるべきである。にもかかわらず、なぜ経済が成長するのか?)ということです。これに答えるのが経済学であり、それをしたのはカール・マルクス著「資本論」だけです。これだけが経済学です。

もう一つ、カール・マルクス著「資本論」は現在の資本主義経済について書かれた本であり、いわゆる社会主義経済については、まったく書いてないです。
いわゆる社会主義経済というものは、マルクスの死後に、作られたものです。