生命は、
代謝の系であり、
外界から何かを取り入れ、
外界へと何かを吐き出す、
ことにより成立している。
言い換えれば、
外界は生命を、
何を持ち去り、何を置いていくかによって評価するだろう。
生命の内部で何が起きていようと、
関係ないのです。
愛し合っていても憎みあっていても、
死刑になるような犯罪人でも、
ノーベル賞をもらうような学者でも、
関係ないのです。
これが人間が外界に吐き出したもので、
これが人間が外界に与えたものだ。
要するに、これ以上でもこれ以下でもなく、
これが人間です。