池田満寿夫の写楽

暑くて、眠れません。枕辺りが汗でぐしょぐしょになってうつらうつらしている。

その間、昔見たTV番組、池田満寿夫写楽についての話を繰り返し見てるんですよ。

とても印象深くこの番組を見ました。

池田氏は、

1,写楽で重要なのは第一期の絵である、あとはたぶん別人が描いている、

2,写楽という名は、楽屋を写した、とも読め、描いた人は楽屋に出入りしている、

3,描いた人も役者であった可能性があり、もしそうなら、この中に必ず自画像がある、

この、必ず自画像がある、というのが画家ならではの発想と思います。

他人を描くのと、自分を描くのとでは、気持ちが違うから、気持ちの違いが絵に現れてるはずだ、という考えで、一期の絵を全て並べて、見続けて、

これが自画像だ!

という話です。左の人です。

これは資料を調べたとかでなく、絵で判断したことであり、さすがに画家は大したものだと、自分は感銘を受けました。

 

例えばアンリ・ルソーゴッホも、何枚か自画像を描いてますが、あれなんかも、情報なしで絵だけを見て、これは自画像だ! とかわかるのかな、と思いましたです。

なお池田氏写楽のついての話は、DVDも本もあるようです。

 

さあ、今夜も暑そうですが、枕周辺にタオルをたくさん用意して、夢うつつで眠れないとしても、写楽じゃないことを、見たい。