同窓会

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「それではG先生の入場です。皆様、拍手でお出迎えください」
エレベーターのドアが開くと二人の看護師とともにベッドが現れた。
背もたれを起こすと、起き上がった老人が眼鏡を直しながら言った。

「学校変わったほうがいいんじゃないか。今から勉強してもみんなに追いつけるのか。数学のテスト、200点満点で20点の人がいるが、一人でクラスの平均点を2点も下げて(平均点が110点でクラスの人数が45人なので、さすがに数学の先生です。計算がぴったりです)、学校変わったほうがいいんじゃないか」

「それではG先生の退場です。皆様拍手でお送りください」



寝汗をびっしょりかいて目を覚ましました。
同窓会に出かけたらG先生はいらっしゃいませんでしたが、
聞いた話では、誰かがノーベル賞をもらった時に恩師としてG先生の名が挙がっていたそうです。

先週の野鳥の会の懇親会に比べ同窓会は会費が倍なのですが、
ビールは倍飲めないし(先週はプレミアムモルツでしたが、同窓会はスーパードライでした)、サーモンと卵焼きを食べましたが冷奴は見当たらなかったし、でも、じゅうたんは立派でした。