信号待ちの車でラヂオを聞いている

さて、私は観察が好きなので、観察をさせておけば機嫌がいいですが、観察対象のない信号待ちは苦手です。それでラヂオを聞いてるんですが、ラヂオのニュースで、A博物館がB博物館に無償でロシア産のC鳥を提供したというんです。そんな話しをわざわざニュースのトップで流されてもなあ、思ったんですが、奇妙なのは提供されたB博物館のコメントで、すごくひいてるんですよ。なんだかなあと思ってたんですが、また信号待ちでラヂオのニュースを聞いたら、A博物館で日本産のC鳥のヒナが孵ったというんです。孵ったのも道理で、孵りそうな卵を自然界から強奪してきて孵卵器に入れたそうなんです。そりゃあ孵るでしょう。要するに、A博物館では、天然記念ブツなので飼育展示できない日本産のC鳥の替わりにロシア産のC鳥を飼育展示してたんですが、日本産のC鳥の飼育展示の許可が出たので、不要になったロシア産C鳥をB博物館に押し付けたということのようです。分からないのは、こんなニュースをわざわざ流すラヂオの魂胆ですが、それはそれとして、次の信号待ちに考えるとして、こんなのは私の空想ですが、こんな空想をさせる退屈な信号待ちを生じさせる日本の交通事情が諸悪の根源です。