足を怪我したハクセキレイ

近所のスーパーマーケットの荷下ろし場にハクセキレイがいた。

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さて、見れば分かりますが、片足です。
けっしてないわけではなく、歩くときにはもうひとつの足も出すんですが、
怪我をしているようです。
ハクセキレイに限らず、セキレイはよく歩く鳥ですが、歩くと痛いようです。
まるで人魚姫のように。
アンデルセンの童話の人魚姫は、舌と引き換えに足を手に入れて、
誰よりも美しく歩くことができるのに、そのときその足は激しく痛むのです。
アンデルセンはいわゆる人並みの幸福とは縁がなかった代わりに素晴らしい童話を書くことが出来ましたが、そのときその心は激しく痛んだでしょう)
足を手に入れた人魚姫は人間のふりをしているけれど、
人間ではなく人魚です。
セキレイなのに歩くと足が痛むこの鳥は、もしかしたら、なにか別の生き物なのかもしれない。天使とか。