濃くなった玉子色

これは先日清水(きよみず)の里で買った玉子にトマトを入れて焼いたものです。

この玉子ですが黄身の色が薄かった。

検索したところ黄身の色は餌のトウモロコシの色だそうで、(餌にもこだわって飼っているニワトリの玉子です)と言っていたので、ありきたりのトウモロコシ主体の配合飼料ではないものを喰っているニワトリの玉子だってことですね。

つまり我々は、トウモロコシばかり喰っている、考えてみれば奇妙な食生活をしているニワトリの玉子の黄身の色を、普通だと思ってるわけだ。

玉子色という色名がありますが、トウモロコシ由来の玉子を見慣れている目には薄く見えるだろう。今の玉子色は濃くなってるんじゃないか。

大体ニワトリは東南アジアのセキショクヤケイが原種だそうですが、どこからどう伝播したのかわからないほど古来より世界各地で飼われている。肉も玉子もうまい飼いやすい鳥が、1万種くらいいる地球の鳥の中に1種いた。0でもなく2でもなく1だってことが不思議です。宗教上牛や豚を食べない人はいるが鶏肉は世界中で食べられている。2022年に1億204万トン食べられているようだ。これからもっと増えるだろう。そのニワトリがたいていトウモロコシを食べている。考えるだに不思議だ。