家の間取り

写真は自分が先日行った犬山リトルワールドの月山のふもとの家の間取りです。

これを見ると、仏壇と神棚の両方がありますが、仏壇は囲炉裏のある、たぶん家族がいつもいる部屋にあるが、神棚は奥の部屋、来客があったときだけの特別の部屋? にあります。つまり仏壇はご先祖様で拝むけど、ついこの間まで人間だった屁ばかりしてる嫌な爺さんとかなので、拝むけど日常的な仲間、神様は別格。そういう感じがします。

現在仏壇も神棚もない家が多分多い。仏壇は、コンパクトなのも出てはいますが、一般的に神棚より大きい。現在は神様よりご先祖様を大事にしてると思う。神棚は小さいのはホームセンターに売ってるし、ちょっと高いところに棚を作って乗せとけばいいので、結構みんな持ってるのかなあ? 花屋に行っても神棚用の榊より仏花のほうが目だつ。仏花のほうが単価高いし。

自分は神棚のない家で育って、親がそういうものに関心を持たなかったんでしょうが、神棚は持ったことがない。仏壇は親がなくなったときに手にしたんですが。

それで、折口信夫という人が(太平洋戦争で日本が負けたのは、日本人の信仰が負けたのだ)というようなことを悩んでたと古新聞の記事で知りまして、折口信夫に関心をもって、代表作?「死者の書」というのを読みました。これはいい小説と言われているようですが、(えっ?)という感じでした。近藤ようこが漫画にしてるので、そっちほうがいいかもだが、小説は青空文庫で無料だが、漫画は有料なので小説を読んどきました。

自分はリトルワールドで見たたくさんのもの、いろんなもの、その一つ一つが、独自の世界観を持ってると思った。それらが、(資本主義)という単一の世界観に統一されてしまった。それはまずい。残念だ。そういうことを思います。