ワスレガイですが、
これがワスレガイです。
自分は野坂昭如氏が忘れ貝を歌ってたんじゃないかという気がして、検索したところ、
♪例えば女は忘れ貝♪
と歌っています。
さらに紀貫之が土佐日記で忘れ貝を取り上げていて、それが大学入試によく出るところのようで、入試対策の話がどっと出てきます。
もともと忘れ貝は、2枚一組の貝殻が、波にもまれ離れ離れになって、
1,もう会えないけど、忘れられない
2,もう会えないから忘れて、新しい出会いに期待したい
相反する二つの気持ちが引いては返す波のように、
そんなことで、片側だけで落ちている貝殻のことだったようですが、
忘れ貝というネーミングがキャッチーでいろいろに使われたようだ。
明治維新後、欧米さまの分類学を見習って和名を定めよう! ということになって、
その時にこの貝がワスレガイという名を頂戴したわけでしょうが、決め手は内側の夢のような藤色! だと思います。
野坂昭如氏の歌ですが
♪たとえば男は阿呆鳥
♪たとえば女は忘れ貝♪
と対で歌われていて、男はバカだし女は忘れっぽい、というように受け取られてるんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょうね?
(ワスレガイか! 懐かしいよ! 大学受験のために勉強ばかりしていた青春の思い出さ!)