自分は、職場に日経があってそこで読んだ新聞小説の「新リア王」の(五色のミミズのような)というくだりが印象的で、この人の小説をいくつか読みました。
結局ナンセンスです。
世界が多分ナンセンスで、世界の意味をだれも発見してないんですから、
今のところ、世界がナンセンスです。
商業的にも成功してるようだし、いいんですが、本当にナンセンスなんだろうか?
世界がナンセンスだということを自覚してしまったら、人間はそのナンセンスに耐えられるだろうか?
嘘でもいいから、何か意味をでっちあげるべきなのでは!
高村薫さんが、それを担うもんでもないでしょうが、
自分は、意味をでっちあげて、ナンセンスから世界を救い上げたいと思う。