私は、蛭子さんの「ガロ」デビュー作、「パチンコ」を、暗記するほど読みました。
朝起きると雨が降っている。チリ紙交換のトラックも雨に濡れている。今日は仕事は休みだ。僕の心はパチンコに向かっていた。いきなり妻の兄が訪ねて来たのだ。サラリーマンのはずなのに、平日にいきなりやって来るのは、よほどの用に違いない。妻と暗い顔で何か話している。しかしパチンコだ。（わざわざお尋ねくださっておかまいもせず申し訳ありませんが、ちょっと仕事があるので）パチンコ屋に出かけたのだが、ポケットに、ネンネコが入ってるし！ 駅前のビルから出られないし、！ 出たら出たで、西口にパチンコ屋はないし、雨がやんで、チリ紙交換の車がいっぱい走ってるんですよ。
蛭子さんは、漫画家で、最高傑作はデビュー作の「パチンコ」と思います。その後もいい漫画を量産していますが、初めて読んだ漫画は印象が強いです。
