みんな、サギに騙される

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さて、これはカラシラサギの写真で、このブログでも既に写真は載せていますが、先日の第二日曜日の藤前干潟の探鳥会で見られた鳥で、参加者が、いい写真が撮れたと、私にくれたものです。

この写真を見て、カラシラサギはコサギと同大で脚が黒く足指が黄色であるところもコサギと同じですが、飾り羽はコサギのようにカールしているわけではなく、チュウサギのようにまっすぐであることに、そうだったのかと、感銘を受けました。
カラシラサギはコサギに似ていますが、チュウサギにも似てるんです。
それでこの写真をサギの調査をしていてサギの識別に関心を持っている方に見せたんですが、意外な反応がありました。
騙された、って言うんですよ。
これは、絶えず観察対象を求めてうろついている私に神様が新たな観察対象を与えてくれたのに違いない。全く神様のなさることは素晴らしいですね。
この写真を見て、騙されたと言う人間を観察すれば、素晴らしい知恵が授かることでしょう。

そしてさっさと観察考察したんですが、彼らはきっと、自分はサギの識別ができるようになったという自分自身の思いに騙されたんですよ。自分を騙すのはいつだって自分自身なんです。
(ああ、なんて哲学的な結論!!)