肉は、おせち料理じゃない

1月1日から3日はお正月じゃなくなって、肉を喰う日になってしまった。
つまり、飛騨牛を神戸牛を黒牛を、その他を叩き殺す日になってしまったんです。
そんなのお正月じゃないよ。
日本では明治維新まであまり肉を食わなかったので、肉を食うということが、
文化として成立して無くて、
肉を食うということが、すなわち、他の命を奪うことだということをないがしろにして、
喰ってるような気がする。
鶏でも豚でも牛でも、生きてるものを目の前に連れてこられて、
喰いたきゃ殺しなさいと言われて殺せる人がいるでしょうか。
でも、喰ってるってことは、殺してるってことなんですよ。
人間が食うものはすべて他の命です。
それを忘れたら、いけません。
肉は御節料理じゃない。
肉を食ってる間は、お正月は永遠に来ないでしょう。
お正月はなくなった。
もう、どこにも無いです。
肉を喰いたけりゃ、牛を一頭、叩き殺してから喰えよ。