毛物と日読み

昨日の中日新聞の書評欄に辻まこと氏の本が紹介されていました。
昔読んだのでもう読まないんですが、
辻氏が、「獣」と書くところを「毛物」と書いているのを読んで、
そうだったのか! と思いました。
漢字は素晴らしいものですが、
獣が毛物であることを見えにくくしてしまうこともあるなと思います。

はるか昔、毛物に追われ空に逃げし、羽物に明日の行く先ありや

以上を踏まえて古事記を読むと、
天照大神の弟が月読命なんですよね。
そうすると、「暦」は「日読み」だったんだ。