先日、詩の学校に行ってきました。
何か、詩についてのお話しを聞くのかなあと思っていたのですが、
「はい、詩を書いてください」とのことで、
面食らいましたが、仕方ないです。
参加者にはそれぞれ課題が与えられます。
「草冠を使ってください」
「感嘆符を多用して」
「題は『それぞれの風が吹く』」
「カタカナ語をできるだけ使って」
私の隣の人に与えられた題は、
「路上」でした。
「路上」
願わくは
ゼブラゾーンの路上で死なん
その霜月の
新月の頃
願わくは
右の頬より左の頬で
土の冷たさ
感じて果てぬ
おろしたての
生成りの絹のワイシャツを
血反吐と泥で汚して死なん
夕べに沈みし新月よ
西の空よりのぼり来て
我の骸を照らしたまえ
死や否や
傍目にしかと
わからねど
閉じたまぶたに一匹の蝿