風の強い日でした。
伊勢湾の地形上、北西の風が強く吹くと、潮がよく引きます。風で海の水が沖へと吹き寄せられるのです。
昨日から吹いている風ですから、よっぽど吹き寄せられたんでしょう。いやあ、よく引きました。
初めて見るくらいに干潟が広がって、なかなか満ちないんですよ。
ようやく狭くなりだした干潟に、ハマシギやトウネンが集まってきたのですが、強い北風を警戒したのか、エサをあさるのに余念がなく、旅立つ気配はありませんでした。
結局、旅立つところは見られませんでしたが、旅立ちに備え、盛んにエサをあさる姿は、存分に見られました。
この一週間のうちには、北へ旅立つはずですので、時間のある方は是非観察してください。
夕方、稲永公園の北の端から堤防に上がって、新設された歩道で待っていると、北へ向かうシギの群れを、頭上に見ることができるでしょう。
