>舞いも舞うた、謡いも謡う。はた雪叟が自得の秘曲に、桑名の海も、トトと大鼓(おおかわ)の拍子を添え、川浪近くタタと鳴って、太鼓の響(ひびき)に汀(みぎわ)を打てば、多度山(たどさん)の霜の頂、月の御在所ヶ嶽(たけ)の影、鎌ヶ嶽、冠(かむり…
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