遥かなる旅路

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2010年2月1日に庄内川河口でオナガガモに発信機が付けられて、調査が行われました。
アンテナの付けられたカモをご覧になった方も多いかと思います。
その報告書を見てきました。
「平成22年度 渡り鳥飛来経路解明調査 報告書 環境省 自然環境局」写真もここから採ってあります。

カモを捕獲した場所は稲永公園の駐車場の脇の葦原の辺、餌をもらうためにオナガガモがたむろしている辺りです。
そこには、たいてい同じくらいの数のカモがいるんで、同じカモがいるんだろうなと思ってましたが、メンバーはかなり入れ替わっているようです。

冬の間にもう琵琶湖に行っているのがいるし、ここと名古屋城のお堀と清須市の農地とを行ったりきたりしてるのや、いろいろです。

その後の春の渡りでは、新潟に行って秋田を通り北海道、サハリンというのがメインルートのようです。
が、秋田から日本海を渡るもの、道東に行くもの、いろいろです。

が、関東に行ったものはいなくて、秋田までは、おおむね同じのようです。

そして、細かい報告を読むと、あちこちで数日づつ過ごしたりして、ブラブラ北上するようです。そして、ハバロフスク地方の東岸沿岸に着いたのが5月の26日、ということは、シギが日本を飛び立つ頃です。シギはたぶん日本を飛び立ったら飛び続けで数日で行くようですが、カモはそこを3ヶ月ほどかけて行くようです。

興味深い結果です。