天命の子、趙氏孤児、感想

中国ドラマをいくつか見ましたが、「天命の子、趙氏孤児」はいい感じと思いました。

主演俳優ですが、「三国志、軍師同盟」と同じ人です。自分は「三国志、軍師同盟」の時は顔が長いと思いましたが、「天命の子、趙氏孤児」の時は魅力的と思いました。画面の縦横比を少し変えて、顔を短くしたんじゃないだろうか?

「天命の子、趙氏孤児」の話はよく知られた話らしい。司馬遷の「史記」が初出で、司馬遷の創作なのか、元があるのかは不明。その後、小説などにいろいろ取り上げられている。多くの人が魅力を感じる物語。

このTVドラマ「天命の子、趙氏孤児」では45分ドラマ、45回で展開しています。

悪役、屠岸賈の家来として、到满という人を設定していますが、ドラマの展開上しょうがなく説明役として設定したのかとは思いますが、ドラマとしてこの役は失敗だと思います。悪役、屠岸賈の家来として、悪行の数々を立案手助け補佐しますが、何故そうするのかが、分からない。屠岸賈の悲願、クーデターが成功したら、真っ先に殺される人です。到满自身も屠岸賈の性格を知っていますので、自分の死は容易に予測できるはず。ドラマなので、つじつまの合わないところはあるでしょうが、これは致命的にキャラクター設定失敗だろう。演じているのがハーフです。中国はヨーロッパと地続きで当時から国際的でハーフがいてもおかしくないですが、なぜこの役をハーフに演じさせたのかわからない。ハリウッド映画は世界で売るために作られていますので、メインが白人ならサブに有色人を配役するのは常套ですが、中国ドラマも欧米での受けを考慮し白人系を登場させたのかなと思いますが、それにしてもこんなに嫌なだけの意味不明な役割? しかもセリフや出番が多い。欧米に対する嫌がらせ? どうもよく分からない。