高野文子について

事情があって、10月から地下鉄通勤をしてるんですが、地下鉄通勤だと、地下鉄の中で本が読める。(それまでは車通勤なので読めなかった) 買ったのに読んでない雑誌があったんですよ。「ユリイカ 2002年7月号」 これが高野文子特集なんですが、何かの折にネットで見つけて買ったんですが、読んでなかったんですよ。これを、地下鉄で読んでいます。これを読むと、皆が高野文子をほめています。

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たまたま雑誌で読んだ「田辺のツル」の作者の高野文子の単行本が出たらしいので、私は、本屋に行った。「絶対安全剃刀」です。近所の本屋は、入荷はしたけど、ないので、売れたようです、と言っていました。それから私は、本屋を探して、自転車で走った。どこにもないんですよ。本屋のありそうな通りを走って、本屋があったら聞いてみて、だけど、どこにもないんです。たどり着いた杁中の大きい本屋が、「30人の予約がありましたが、10冊しか入荷しませんでした。」そう言ってました。そういうものです。 その後増刷されて、普通に栄の地下の丸善で買った覚えですが、「ユリイカ」を読むと、何人かの人が、高野文子の漫画について文章を書いていて、そうだったのか、とか思うんですが、私は、高野文子はまず、絵がうまい、漫画の絵としてうまい、それはそうなんですが、それ以上に、登場人物が、皆、幸せだってとこが、いいと思います。誰だって、人生において、いろんな状況に置かれるだろうが、いつだって、幸せになれるよ、そういうメッセージがあるんじゃないかと、私は思います。