源流を訪ねて

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庄内川の河口で野鳥の観察をしていて、
いつか、この川の源流に行ってみたいと、
いつも思っていました。

藤前干潟を守る会関係で、
源流を訪ねる企画があって、
今日、行ってきました。

庄内川の源流は岐阜県の夕立山であり、
立山の頂上付近はなだらかで、
岐阜県の牧場になっていて、
牧場脇の林道をしばらく降りた先、
林道をわずかに外れたところが、
源流でした。

手入れもされていない、見捨てられたような、
暗い、人工林です。
斜面がわずかにたわんで、
沢とも言えないほどの、
ちょっとした斜面のゆがみから、
水が染み出して、
そういわれれば確かにここには、
絶えず水が動いているのです。
流れ出した水が、落ち葉にさえぎられて、たまれば、
イノシシが泥遊びに来る。
湿潤な土壌を好むニョイスミレのオタマジャクシのような形の葉っぱがいっぱいで、いつか滴りは、確かな流れとなっていくのです。

とうとうたる大河もその始めは一滴の水で、
一滴の水も、いつかはとうとうたる大河に。
庄内川は大河ってほどのこともなくて、そこそこの川ですが)

今日はいいもんを見てきました。