夕陽の窓

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高速道路の、防音壁の向こうに夕日が沈む。
影絵になったセイバンモロコシが、彼方の摩天楼より高くそびえて、
この町に夜が来るのです。

昼の間、グズグズしていたセイバンモロコシは、
夕空を背景に得るや否や、絶対的な存在感を発揮する。

刻印したかのように、夕焼け空に、くっきりと影を刻んで。