「恋するカレン」について考える

自分は大瀧詠一が好きですが、「恋するカレン」は、詞がどうなのかなあと、思っています。詞は松本隆です。
松本隆は、「木綿のハンカチーフ」がヒットしたので、(そうか!? 大衆はくさい芝居が好きなんだ)と気が付いたそうで、その後多くのヒット曲を書いていますが、
「恋するカレン」ですが、
(形のないやさしさ、それよりも見せかけの魅力を選んだ)
ってとこですが、普通に考えて、見せかけの魅力がある人は、それがない人に比べて、
かたちのないやさしさも、より多く持ってるだろうと考えられます。
どちらも、同じ一つの脳みそがすることですからね。
かたちのないやさしさが、不足してる人は、見せかけの魅力も乏しいんですが、
見せかけの魅力が乏しいことは、見た目にすぐわかるんですが、
かたちのないやさしさは、見た目によく分からないので、
俺には、見た目の魅力はないが、形のないやさしさは、ものすごくあるぜ!
と主張することが可能です。
つまり、見せかけの魅力も形のないやさしさもない多くの人に売りつけることに成功したわけですが、それが、結局どうなのかなあと思います。