死刑執行

オウム真理教の裁判が終わったそうで、麻原をはじめ、何人かが死刑を宣告されているようですが、だいたい、オウムに限らず、死刑を宣告された人の多くが、執行されていないそうです。

裁判官が、命をかけて下した判決が、実行されていないんです。
裁判官に、死ぬ思いで下させた判決を実行しないとは、執行官は何をやってるんだ。
と思いますが。

執行する人は、俺が決めたわけでもないのに、人殺しさせられて、いやだよ、お前が決めたのなら、お前が手を下せよ、と思うでしょうね。

そこで私は提案します。
死刑執行は、裁判官がすればいいです。
司法試験が受かって、裁判官になろうという人に、
鋼鉄のよろいを着せて、鋼鉄の斧を持たせて、
はだかんぼうの死刑囚と二人きりで、
6畳一間に閉じ込めて、
殺してきたら、晴れて裁判官に任名。
だってそういうことなんですから。

死刑を宣告するということは、そういうことなんですから。
「お願いだ。やめてくれ」
叫ぶ死刑囚に向かって、斧を振り下ろし、
血と脂と肉が飛び散る中で、
「お願いだ。やめてくれ」
そう叫ぶ口に向かって、斧を振り下ろし、
白い永久歯が桜の花びらのように飛び散って、
裁判官の仕事は、
そういうことなんです。

死刑を宣告されて執行されていない人は、
どうやって暮らしているんだろう。

親が御飯を作ってくれないんで、
腹が減って、万引きをして、捕まって、
「また、お前か、どうして万引きがやめられないんだ」
「腹が減ってるから」
「俺だけじゃなく、弟も妹も腹を空かせてるんです」

そんな少年も払っている税金(消費税)で、
死刑を宣告されて執行されていない人は、
飯を食ってるんですよ。