稲垣足穂

自分は若いころ、「月刊漫画ガロ」に心酔していました。

75年4月号、鴨沢祐仁が「クシー君の発明」で初登場。

これについて、「メンズクラブ」のコラムで、(タルホですね)という話が載りました。

(タルホ)って、何だろう?

(タルホ)は足穂で、日本人の名前で、作家らしい。

学校の図書室に、足穂6巻があったので、読みましたが、

足穂については、いろいろな意見があるでしょうが、自分が思ったのは、

(なんかわからないけど、そこに何かあるような気がする)

ということです。そういうことを書いていて、それだけを書いていた。

人間は、じきに経済成長を克服するだろう、戦争を克服するだろう、いろいろ克服するだろう、いろいろ克服した後、太陽が寿命を迎えるまでのなん10億年、なにをして過ごすんだろう?

(なんかわからないけど、そこに何かあるような気がする)

ここを突っつくしかないんじゃないだろうか?