伊勢神宮の五十鈴川

伊勢神宮は広くて、境内には大きな杉が何本も鎮座ましましています。

杉の大木というものは、日本でも最大級の生き物だろう。

これだけ大きな生き物が、生きて呼吸していて、地中から水分他を吸い上げ、葉を広げ、光合成してると思うと、これだけでもう神様です。

 

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境内は、自然を損なわぬように、適切に整備されています。

江戸時代には、どれくらい整備されてたのかなあと思いますが、どうだったんでしょう?

緊急事態宣言の出てる平日ですが、結構人はいました。

本宮のほかにいくつも宮があって、賽銭箱がそれぞれにあるので、賽銭用のお金を用意しとくべきだったと思いました。

現金をあまり持ち合わせない生活になってるので、(あとは1万円札しかない。次のさい銭箱はスルーする)そういうことになりがち。

それで、五十鈴川ですが、伊勢神宮にとって五十鈴川は、フェリーニ映画にとってのニーノロータくらいの役割を果たしていると思いました。

わらじで歩いてきたら、足は土埃まるけだろう。舗装もしてないだろうし。

江戸時代には現代のようには風呂だのシャワーだのないだろうから、参拝前に水浴びしたほうがいいかもだが、五十鈴川でそれはできる。

 

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現代では、たぶん川底も適切に整備されてるんだろうと思いますが、もともといい川がなかったら、整備どころの話じゃない。

杉の巨木は、ある意味それなりに時間をかければできるだろうが、川は。

五十鈴川があったので、この場所は選ばれたんだろうと思う。

古代の人は、生きるために歩き回っていて、どこにいい川があるか、知ってたようだ。